kzhr's diary

ad ponendum

作者について

作者については、如信説、覺如説、唯圓説が行はれた。如信説は深勵によつて、唯圓説は了祥がその主格である。如信説は覺如がまとめたとされる「口傳抄」などの書物に親鸞より如信に口傳が行はれ、さらに覺如がそれを授けられたとあることにより、唯圓説は唯圓の名が作中に出てゐることや、本文の流れからして關東の者であることによつてゐたが、概ね唯圓説が定説となつてゐる。編まれた時期であるが、親鸞が死してより30年の後と考へられてゐる。