2004-12-01から1ヶ月間の記事一覧
今後明朝体に代わり得る活字書体が創造できるかどうか、今後の課題であろう。 新しい器には新しい酒を盛れ、といふ。しかし、新しい酒を造るには酒の造り方を知らなければならない。そこにおのづから傳統は見出される。从つて、明朝體を受け繼いだ新しい書體…
まだ水面下にあるが、複数のメーカーが、印刷・出版・造形界に向けた、プロフェッショナル・ユースの和文書体の開発に着手している。タイプワークスのLETSでしか頒布しない例の書體はこの嚆矢といへるのであらうか。この視點には同人出版でのDTPなど片隅にも…
プロポーショナルにしようと試行錯誤中。v0.2になるであらう。v1.0になつたら大幅な改刻は差し控へる可きであらうとおもつてゐる。なので、それまでデザインが大幅に變る可能性が大いにあるのでそれを了解して使つていただきたいのであつた。といふわけで、…
ネ申なんて邪道で示申でないと認められないと思ふのは阿呆でせうか。
仮名はすべて築地体後期五号。今日の目からすると「は」や「な」が心持ち左に傾いて感じられる。不圖、之は傾きではなくかなの本來の字形*1ではなからうか、と考へた。寧ろ「ず」は傾きか。 *1:そんなものがあるとすれば。勿論、草體の元となつた漢字や、草…
築地の五號の「お」はどこから採取すればいいんでせうか?
築竹假名は、何に由來するかは詳しく知らないが、概ね前期築地五號を襲つてゐるといへる。内田氏が明治30年ごろの博文館ものの秀英舍印刷物を參考にするとよい、と指摘してくださつたのは、その頃の活字を利用したためであらうか。『秀英體研究』に築地活版…
片鹽さん直々に電話を頂き*1購入を決意。部數が相當少ないとのこと。 *1:別件ののちに宣傳された
不圖、センセイの鞄のサブストーリーである*1とのことのパレードを讀む。おヽ、なんか川上節*2だ。本編より私はこちらが好みであるやうだ。 *1:あとがきによれば、センセイの鞄の讀者たる川上弘美による彼等の世界の補完 *2:いまいちわかりかねるが使つてみた
秀英体研究(生活日報)經由。片鹽二朗著「秀英体研究」…、ほ、欲しい。けど、さすがといふかなんといふかの値段……。orz
二重言語国家・日本 (NHKブックス)作者: 石川九楊出版社/メーカー: 日本放送出版協会発売日: 1999/05メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 4回この商品を含むブログ (16件) を見るを讀む。感想は+ PCC +に書いてしまつた。讀者はそちらが多いから*1なのであ…
http://www.joshibi.net/typography/ は武藏野美術大でやつてゐるとばかり思つてゐたけふこのごろ。