權利が幸せをもたらすといふのはとんでもない勘違ひではあるが、しかし、權利をことさら意識せずともよいといふことには幸せなこともあらうはずである。その意味で、日本語を母語としてなんのうたがひもなく享受できてゐる人々は幸ひである。
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