kzhr's diary

ad ponendum

正字と字源

正字であれば字源に Free Access だなんてありえないのは、白川先生の檢證までいままで誰も甲骨文にでてくる「[告-牛]」の字形が「サイ」であるのに氣づかなかつたことで反證は終る。殷代に實際に遊んでゐるやうな人にしかわからないのだから、生きられないものどもにわからうわけもないといふことだ。

わたしが常用漢字を肯じないのは結局「示されたもの以外が否定される」ことにあつて、それがなにを「否定」してゐるかは問うてゐない。正字は、見える形ではけして「いきて」ゐないのだし。